タウリン

タウリンとは

タウリンとは、魚介や貝類といった魚の血合いなどに多く含まれている成分です。

タウリンは人間の体内のなかで脳、筋肉、心臓、臓器、また目の網膜といった部分に含まれているのですが、体内にて胆汁酸と結合することで、タウロコロール酸の形などでも存在しています。

タウリンには体温、血圧、そして各臓器などにある細胞を一定に保つ働きを持つホメオスタシス作用があり、血圧やコレステロール、また血糖値などの基準値が高い方、他にも身体のむくみが取れないという方はこのタウリンが不足している可能性があります。

タウリンの概要

タウリンは肝機能・腎機能・心臓に良い効果がもたらすといわれておりますが、

1.
胆汁酸の分泌の促進
2.
肝細胞の再生効果を促進
3.
細胞膜の安定
といった上記3つの働きが期待されるといわれており、 肝臓から分泌された胆汁酸にコレステロールを排泄する効果を持ち、タウリンの胆汁酸の分泌が増加することで血液中のコレステロールの値も低下します。

また血糖値の値を低下させる働きを持つインスリンの分泌を促すといった側面も持つことで、糖尿病を予防するその効果も期待することができます。

そもそも、この血圧を上昇させているその要因を大きく分けると2つ存在して、

1.
交感神経へ刺激を与えることで心拍数を早めることで、血管を収縮させる効果があり、血液量が増加することで、血管が収縮するので、血圧が上がります。

2.
腎臓へ交感神経が作用して血圧が上がります。

上記の2つが血圧が上昇する大きく分けた要因となる2つとなるのですが、腎臓は体内より必要ない塩分や水分を取り除くことによって、血液の量を減少させ血圧の上昇を抑制しているわけですが、交換神経は、腎臓によるこうした動きを抑えることで、血圧が上昇します。

タウリンはこの交感神経を抑えるために、塩分を取り過ぎたことによる高血圧の改善にはとても有効であるといわれており、また、高血圧の原因となる脳へストレスという負担がかかることでノルアドレナリンの名称のホルモンを分泌します。

このノルアドレナリンが血管の収縮させる血圧を上昇させる効果を持っているのですが、タウリンがホルモンの分泌自体を抑制することによって血管がもとの状態となるように働きかけることで、正常値に血圧を戻すことが可能になります。

タウリンを含んだ食材

タウリンとは、一種のアミノ酸なのですが、アミノ酸のなかでも硫黄を含む含硫アミノ酸というカテゴリーに分類されます。

なので、植物以外の生物であればほとんどこの成分が存在しているといわれています。
その中でも一番多くタウリンが含まれているのが魚介類といわれており、魚介類のなかでも一番多く含まれているのが牡蠣で、可食部100g中には1,000mg以上ものタウリンを含んでいるといわれています。

牡蠣以外の可食部100g単位でのタウリンを含有だと、同じく貝類のハマグリも1,000mgをこえるほど含まれており、他にもタコやイカ、そしてアサリやしじみといったように、日ごろ生活しているなかで一般的に目にすることが多く、口にするのも稀にある食材がほとんどです。

これら以外にもエビやいわし、そしてブリやするめといったお酒のおつまみになるような食材にも多く含まれているといわれています。

タウリンの副作用

タウリン自体は、先にもあげたようにアミノ酸の一種であるため、過剰に摂取しても余分なものは排泄されるため副作用は考えないでも良い安全な有効成分です。

稀に、服用しすぎたことにより、吐き気や下痢といった症状がある場合があるとのことですが、これらはタウリンによる副作用なのか、それだけの量を摂取した際に他のサプリメントによる栄養の過剰の摂取によるものである可能性もあります。

また、魚介類からこのタウリンだけを摂取しようと試みると、これもまたサプリメントと同じく、他のコレステロールなども一緒に過剰に摂取してしまう可能性があるので、適量を心がけるようにしましょう。
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