コリン

コリンとは

この成分は、人のからだの中でビタミンと良く似た働きをします。
ちなみに水溶性の栄養素となります。
普段の生活ではあまり耳にしない成分になると思ういます。

実はこの栄養は私たちのからだの中に存在していて、女性にとっては特に嬉しい「美容」や「若さ」あるいは「健康」を維持するために役立っている成 分になります。

またコリンは"必須栄養素"と言われ、からだの中で必要な量を生産することが難しいので食品や補助食品であるサプリメントから摂取する必要があります。

からだの中で不足した状態が続いてしまうと、
・肝臓の機能が低下
・代謝に関係のある栄養素(葉酸/メチオニン/ビタミンB12)の欠乏につながります。
欠乏することで、「だるさ」、「めまい」、「免疫低下」などからだに不調を起こすようになります。

なので、健康作りには欠かせない栄養となっています。

コリンの概要

脂肪肝や肝臓の機能向上にオススメ

『脂肪肝』とは。アルコールや食事の大量摂取によって、肝臓にコレステロールや中性脂肪が蓄積されてしまうことです。

一般的に肝臓には2~3%ほどの脂肪が付いますが、脂肪肝になるとこれが10%にもなります。コリンはからだの中で作られる「レシチン」の材料になります。

このレシチンは"細胞膜"を作る機能を持っていますが、他にも血管の内側にコレステロールが沈着してしまうのを防ぐ効果があります。なので、脂肪肝の予防にもなります。

動脈硬化や高血圧症にもオススメ

これもコリンが材料となってレシチンを作り出すまでは同じです。
ただ、レシチンには「乳化作用」というのがあります。

本来は混ざることのない、水と油をくっつける働きがあります。
この作用によって詰まりかけていた血管を拡げることができるので、高血圧症や動脈硬化の予防につながります。

コリンの効果で記憶力が向上する

血管が拡がることで、血流が増えます。
これは全身に効果があるので、脳にも多くのエネルギーが送られると考えられています。

脳の細胞が活性化されるので、この影響で記憶力が向上するとされています。
人は年齢を重ねるごとに脳細胞は減っていきます。

毎日の生活でコリンを積極的に摂取することで、細胞の減少の速度を抑えることが出来るかも知れません。

ダイエットと美肌効果

ダイエットをするにあたって重要なので「代謝」です。
効率良く脂肪を燃焼させるには代謝が高くなければなりません。

コリン自体には直接代謝を高める効果がないですが、消化酵素や代謝酵素を補助する効果があるので、糖質や脂質の代謝を促進してくれます。
また美肌効果ですが、コリンによって生成されるレシチンは美肌効果には最適だと言われています。

顔にできたニキビや背中の吹き出物を減らす働きがあります。
これは先ほどもお伝えした「乳化作用」がコレステロールを排泄するからと考えられています。

またレシチンには細胞に必要な栄養をからだに取り込んでくれる効果もあるので、美肌効果が高いと言われています。

コリン摂取の2つの注意点

過剰摂取でからだが臭くなる
水溶性のビタミンになるので過剰摂取によって、からだへ影響が出ることはないとされています。

ですが、1日に10g以上を摂取した場合には、コリンが代謝される時に発生する合成物が「魚のような匂い」と言われています。

とくにサプリメントで補おうと考える人は、摂り過ぎた場合には魚臭い体臭になる可能性があるので注意。
鶏のタマゴには注意
朝ご飯の定番でもある『目玉焼き』。
鶏のタマゴには多くのコリンが含まれています。

また良質なタンパク質も含まれていることから、からだへの吸収も良いとされています。
その反面で多くのコレステロールも含まれているので、1日1個を目安とすると良いかも知れないです。

コリンを含んだ食材

コリンの1日の摂取目安は500~2000mgと言われています。
全てを挙げることはできないので、50gあたりに含まれるコリンの量が多い食材を紹介します。
・クエン酸(酢、梅干し、キウイ、みかん、なし、レモン、いちご etc...)
・ビタミンC(アセロラ、かぼちゃ、とまと、ぴーまん)
・動物性たんぱく質(まぐろなどの赤身、かつお、鶏ささみ、豚ヒレ肉、チーズ)


これらと合わせて摂取することで、より効果的に亜鉛を体内へ吸収率を高めることができるます。

第1位
豚のレバー
321mg

第2位
鶏のタマゴ
260mg

第3位
牛のレバー
180mg

コリンの副作用

コリンは水溶性のビタミン様作用物質であるため、日本で定めてなられている摂取量を超えるような過剰摂取などによる副作用の心配はないとされてはいます。

しかし、1日に10g以上の摂取を継続的に続けた場合は、代謝時に発生する合成物の影響により、 魚のような体臭となる可能性があります。

出血性疾患である方は、摂取を避けると良いでしょう。
また、妊婦や授乳中の方に関しては大事をとり、摂取を避けるか掛かりつけ医に相談をすることをおすすめします。
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